勝手にプロレス回顧録1 グレート・ムタ VS グレート・ニタ
『お前はグレート・ムタとグレート・二タの試合は観たいかぁぁっ!』
『観たいです。』
初めて観たプロレスの試合について書いてみたいと思う。
夜更かしを覚え始めた中学生のころ、土曜と金曜はよく夜中にTVを観ていたものだ。
スーパーサッカーを観てCDTVを観て、ミニスカポリスを観て、アルテミッシュナイトを観て、さて寝ようと思ってパチパチしてたところにふと飛び込んできた、
『貴方は観てはいけないものを観てしまうかもしれません』
当時も深夜にやっていたのですが、ワールドプロレスリングだ。
今思うと真鍋アナなんですが、この言葉でグッと引き込まれたのを覚えています
なにこれ?とみていると、白い頭巾を被った人が棺桶から出てきた。
頭巾を取ると顔はペイントで塗りたくられ、すげぇ怖いというかただただ気持ち悪い
イッている。。
彼は大仁、、、いやグレート・二タなんですが、こうして振り返ると初めて観たリングにあがるレスラーはグレート・二タなんだな (ツライ。。)
こいつを倒してくれーー!と思ってたら『地獄へお連れいたしましょう。』
と言って骸骨のようなマスクを被った人が出てきた。
厨二病まっしぐらだった自分にはとてもかっこよく、そのマスクを取ると、彼もまたペイントしていた。グレート・ムタだった
ムタ兄かっこいい。。
リングにはロープは張られてなくて、有刺鉄線、爆弾80個、時限爆弾地雷爆破付き
ノーロープ有刺鉄線電流地雷ダブルヘルデスマッチ
いきなり二タが鎌を振り回し、ムタを拘束。鎌とか絶対ヤバいじゃんと思っていたら、いきなり放り投げられムタは爆破した。
当時は爆破イリュージョンとかあったけど、それは大体成功して、人が爆破するところなんて観たことがなかった。
煙があがり、人が爆破するところを目の当たりにして、ホントに観てはいけないものを観てしまったと思ったものだ。
かっこいい・・ (この後爆破はもう食らわないのか服を脱いだ)
ムタは生きていたけど、爆破の威力のせいか、鎌攻撃を食らいまくるし、鎖で首を絞められるし、とても辛そうだった。
ムタやられるかもと、思っていたら口から何かを吐き出した。
食らった二タはとても辛そうで、アナウンサーは毒霧ーーと叫んだ。
『どくぎりって何?』と思いながらも、調べる術は無いので、ムタは毒を吐くんだとか思っていたら、二タも毒霧を吐いた。
この毒霧がどの攻撃よりも辛そうで、ホントにやべぇんだなと思ったものだ。
そのあとは
スイッチをポチ
1分後に大爆破!スイッチポチの二タが地雷の餌食に
そんなこの試合を21年経ってNJPW WORLDで見返してみました!
試合自体は、鎌で突きあって、毒霧あとは爆破というような試合だったけど、これでも試合を組み立てられるのがすごいなと。
うんすごいね。うん
これは試合自体はもうどうでもよくて、
神宮でぇ
電流爆破デスマッチでぇ
しかもムタと二タで清算マッチじゃあああああ
もうこれはカード組んだ時点で、当時のファンからしたら観たいんじゃあああ。しかない。
この後に長州VS大仁田も電流爆破をやるけど、『電流爆破』この四文字には魅力を感じていた。きっとそのルーツとなったのがこの試合なんだろうと思う。
それから21年。僕はプロレスを見続けている。
真鍋アナの『貴方は観てはいけないものを観てしまうかもしれません』から始まったプロレスファンとしての人生。
俺は 俺は 俺は 今も生き続けているんじゃああああああ
真鍋ぇ ありがとな